Chapter.2



ロシアの奴(岩魚)は凄いらしい。

目に付く物は木の葉でも口にするらしい。

かつてわが国の岩魚もそうであったらしいが、

近頃そんな朴訥な奴にはとんとお目にかかれない。

いかにもすれっからしの人間嫌いな奴ばかりだ。











そこを何とかだまそうとするんだから

日本(ニッポン)の鱒釣師は

奴等以上に狡猾で無くてはならない。

これは普段の生活の中でも訓練しなくてはいけないことだ。

同僚に用事があるときなどは、

背後から気配を殺し、

そっと、
盗人のように近ずかなくてはいけない。

ごみ箱にごみを捨てるときも音がしないように慎重に投げる。

この、日頃の訓練が沢に行ったときに役に立つ!………のだろうか?

Sheridan Andersonに捧げる

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